知らなかったバレンタイン秘話

ロシア料理といえばボルシチピロシキしか知らなかったのだけど、ド派手なピンクのスープの表紙につられて「家庭で作れるロシア料理 ダーチャの菜園の恵みがいっぱい!」を読んでみた。
ふむふむ。ボルシチ、簡単!いつものロールキャベツに、ヨーグルト1カップ:生クリーム1カップで作ったサワークリームを添えるだけでも雰囲気出そう。

と。ロシアの食にまつわるコラムが載っていたので、読んだ。そこでバレンタインについての記述を発見。バレンタインに女の子がチョコレートを贈るというのは日本発祥の文化で、その由来はバレンタイン司祭という人が結婚を望むカップルを手助けし…(略)というのは皆さん知っていると思う。
でも、そこのコラムにあった話を要約すると、「ロシアから、日本へ渡ってきたモロゾフ氏が「神戸モロゾフ製菓」を開いた(あのモロゾフチョコレートですね)。その息子のバレンタイン・モロゾフ氏が、ロシアでの『自分の名と同じ名を持つ人を祝う』という習慣にヒントを得て、チョコレートを売ろうとしたのが発祥」ということだった。
本当なのか?と思い、ウィキペディアを確認(「バレンタインデー」の項)すると、

日本でのバレンタインデーとチョコレートとの歴史の起源については、

* 1936年の神戸モロゾフ製菓説
* 1958年のメリーチョコレート説
* 1960年の森永製菓説
* 1965年の伊勢丹
* 1968年のソニープラザ

などがあるが、判然としない。

との記述が。うわぁ製菓会社必死だ!!しかもソニープラザって、そんな昔からあるものなのか!でも、年号でいうとモロゾフ説が一番古いですね。これは、「1936年2月12日付けに同社が広告を掲載した」という事実から推測されているようです。一応最古の記録はモロゾフみたい。真偽のほどはさておおき、自分と同じ名前の人を祝うって習慣素敵ですね。